15年の不倫と別居の果てに──離婚を望む夫の覚悟不足|テレホン人生相談

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👤 相談者プロフィール

年齢:52歳
性別:男性
家族構成:妻(55歳)、娘2人(21歳・19歳)
職業/生活状況:会社員(転勤あり・単身赴任4年目)
特記事項:15年来の付き合いのある女性が存在

🗣️ 相談内容

相談者は52歳の会社員。妻と2人の娘と暮らしていたが、コロナ禍で通勤ルートに感染リスクがあると妻に指摘され、自身の実家から通うよう求められたことをきっかけに別居状態に入った。
翌年、転勤の辞令を受け、妻子の住む地域から通うことも可能ではあったが、妻の言葉に納得できず、単身赴任を選択。以来4年間、家族とは離れて暮らしている。
そのため夫婦としての関係は事実上途絶えており、「結婚生活はすでに破綻している」と感じている。 しかし相談者にはもう一つの事情がある。実は15年前から心の支えとなっている女性が存在し、長年にわたって親しい関係を続けてきた。現在は男女関係にもあり、その女性の存在が相談者の精神的な支えになっているという。
ただし本人いわく、「その女性と一緒になりたいから離婚したいわけではない」とのこと。
妻との関係が冷え切っている現実を踏まえ、「支えの女性」との関係を抜きにしても離婚を進めたいという意思を示している。

一方で、15年に及ぶ不貞関係があることを認めており、法的に自分が不利になるのではないかという不安を抱えている。
「妻は夫婦関係が破綻していると思っていないはず」「離婚を拒まれた場合、どうすればいいのか」と悩み、今回、弁護士に助言を求めた。

⚖️ 専門家の回答(大迫恵美子弁護士)

– 「かなり虫のいい話」と厳しく指摘。相談者の行動は明らかに不誠実であり、離婚原因は相談者側にあると明言。
– 妻が離婚を望まない場合、離婚成立は困難。不貞があった以上、慰謝料や財産分与で不利になるのは当然。
– 「15年にわたり妻を欺いてきた」として、誠意の欠如を問題視。離婚を望むなら「土下座してでも誠実に謝罪すべき」と助言。
– 「どちらの女性にも不誠実。自分のことしか考えていない」と断言。誠実さを欠く態度では“うまく切り抜ける”ことなどありえないと諭す。
→ 「あなたには覚悟が足りない。誠実さのない人間が幸せになれると思わない方がいい」

💬 感想

弁護士の言葉は痛烈だったが、的を射ていた。相談者は「支えてくれる女性がいる」と語る一方で、その関係を正当化しようとする姿勢にどこか自己中心的な甘さがある。
大迫先生の「誠実さを欠く人は、結局誰も幸せにできない」という指摘は、倫理を超えた“人間の重み”を感じさせた。
単身赴任やコロナ禍による距離感の変化は理解できるが、それでも家族を欺いた年月の重さは消えない。
「支えてくれた人のためにも、逃げずに責任を果たす覚悟はあるのか?」──私たち自身も問われる。

📘 まとめ

  • 不貞関係にある側が離婚を求めても、法的にも倫理的にも不利な立場になる。
  • 「誠意」とは謝罪や形式ではなく、相手の痛みに向き合う覚悟である。
  • 自分の幸福を優先する前に、他者への誠実さを問う必要がある。
  • 「支え」は逃避ではなく、責任のうえに築くべきものだ。

2025年10月20日放送「テレホン人生相談」より

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