👤 相談者プロフィール
年齢:38歳
性別:女性
家族構成:夫(39歳)、子ども2人(8歳女の子、0歳男の子)、義父と同居
職業
生活状況:育児休暇中
特記事項:夫は精神疾患・パニック障害・アルコール依存症あり
🗣️ 相談内容
相談者は、長年精神疾患とパニック障害を抱える夫との生活に悩んでいる。夫はアルコール依存症も悪化しており、最近は万引きや飲酒運転のリスクがある状況。過去に入院経験はあるが、2週間で退院しており、入院中も抜け道を使って酒を入手していた。相談者は育児復帰を控え、家に夫だけになる時間が増えることで症状が悪化するのではないかと不安。
家族としては入院させて治療を受けさせたいが、義父は「可哀想だから家族で見守ったほうがよい」との考えで、方針に迷いがある。また、相談者自身も「万引きを防ぐためにお金を渡すのは共依存になってしまうのではないか」と葛藤している。夫は「自分はお酒を飲みたい」と正直に訴えるものの、治療を受ける覚悟があるかは不透明。
相談者の悩みは、夫への最適な対応方法と家族間での折り合いのつけ方にある。どこまで介入し、どこで線を引くべきか、家族の安全と夫の治療の両立に悩んでいる。
⚖️ 専門家の回答(弁護士:酒井誠先生)
– アルコール依存症は本人の強い意志が必要で、家族だけでの対応は限界がある
– 入院による治療は必要だが、抜け道などで酒を入手できる環境は改善が必要
– 家族は方針をブレずに持ち、共依存にならないことが重要
→夫を支えるためにも、家族がブレずに治療方針を貫くことが最優先
💬 感想
育児と介護の板挟みで葛藤する相談者に深い共感。家族のために冷静に行動する姿が胸に迫る。
アルコール依存症は家族だけで解決できず、医療介入と心理的支援が不可欠。共依存のリスクも背景にある。
もし自分や身近な人が同じ状況なら、どのように支援と線引きをするべきか、考えたことはありますか?
📘 まとめ
- アルコール依存症は本人の意志と専門的治療が不可欠
- 家族だけで対応しようとすると共依存の危険がある
- 入院や心理療法の方針をブレずに貫くことが大切
2025年9月26日「テレホン人生相談」より
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