👤 相談者プロフィール
年齢:38歳
性別:男性
家族構成:妻(38歳)、長男(19歳・大学2年)、長女(17歳・高校3年)、次男(6歳)
職業/生活状況:会社員(詳細不明)
特記事項:妻とともに2人の子を育てる家庭。長男の問題行為をきっかけに家族関係が崩れかけている。
🗣️ 相談内容
38歳の父親からの相談。
妻が家の片づけ中に古い携帯ゲーム機の中から、4年前の衝撃的な動画を発見。
そこには当時高校1年の長男が、寝ている妹(中学2年)の服を脱がせ体を触る姿が映っていた。
母親は激怒し、長男を問い詰めると否認ののちに認めた。
現在、長男は大学生として普通に暮らしているが、妹とは口をきかず、家庭内で孤立している。
母親は「出ていけ」と突き放し、父親は「見捨てられない」と揺れている。
父は「家から出すべきか、卒業まで見守るべきか」と専門家に意見を求めた。
⚖️ 専門家の回答(樺沢紫苑・精神科医)
– 現在も行為が続いているのかをまず確認することが最優先。
– もし過去の出来事で今は落ち着いているなら、無理に掘り返さない方がよい。
– 母親が感情的に突き放すより、本人の心情を丁寧に聞き導く姿勢が必要。
→ 「責めるより、再発を防ぐために導く姿勢が親には求められる」
💬 感想
家族の中で信頼していた息子が妹に対してそんな行為をしていたという現実。
怒りと悲しみ、そして「それでも親である」という葛藤に胸が締めつけられる。
この問題は家庭内の性加害という構造を含み、単なる家族トラブルではない。
加害者をどう支えるか、被害者をどう守るか——親の姿勢が試される。
あなたなら、自分の子が加害者だったとき、どう向き合いますか?
📘 まとめ
- 家族内性加害は「犯罪」でありつつも、感情で裁くと問題は深まる。
- 被害者が落ち着いているなら、無理に過去を掘り返さない。
- 親は怒りよりも「再発防止と回復」に向き合う姿勢が重要。
2025年10月7日「テレホン人生相談」より
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