👤 相談者プロフィール
年齢:80歳
性別:男性
家族構成:独身・一人暮らし
職業/生活状況:元会社員。現在も筋トレなどで健康維持に努める。
特記事項:肺気腫を患い禁煙中。酸素吸入器を常用している。
🗣️ 相談内容
80歳の男性が、30歳年下の48歳女性に恋をしている。
彼女とは仕事を通じて知り合い、話しやすく笑顔が素敵だと惹かれた。
男性はすでに「彼女」と呼んでいるが、交際には至っていない。
一方で、彼が気にしているのは相手が喫煙者であること。
自身は長年の喫煙で肺気腫を患い、今も吸入器が手放せない。
そのため「彼女がタバコを吸う姿を見ると苦しくなる」と話す。
しかし「タバコをやめてほしいとは言えない」「恋人になったら財産の半分を渡してもいい」とも語り、
健康不安と恋心のあいだで揺れている。
⚖️ 専門家の回答(幼児教育研究:大原敬子先生)
・恋をするのは自由だが、「相手を変えようとする」恋は破綻する。
・あなたが求めているのは恋愛ではなく「誰かに構ってほしい気持ち」ではないか。
・本当に彼女を想うなら、相手の生き方ごと受け入れる覚悟を持つべき。
大原先生は「相手の喫煙を理由に距離を置くなら、それは恋ではなく自己保身」と断じ、
「まずは自分がどうしたいのかを明確にせよ」と諭した。
「恋を語るなら、相手を変えようとしないこと」
💬 感想
80歳にして燃え上がる恋心。だが、当人が口にする「彼女」という言葉には、
現実との距離を埋めるための幻想も混じる。
恋を理由に財産を差し出すと言いつつ、相手のタバコには目をつぶれない――
その矛盾が、この恋の行方を物語っている。
喫煙者の彼女を前に、吸入器を抱える彼。
愛と呼ぶには、あまりに自己中心的で、あまりに人間らしい。
「相手を愛すること」と「自分を守ること」、あなたならどちらを選ぶ?
📘 まとめ
- 恋は年齢を選ばないが、現実は選ぶ。
- 「相手を変えたい」と思った時点で恋はズレ始める。
- 恋心と執着は紙一重――自分の欲を見つめ直すことが大切。
2025年10月13日放送「テレホン人生相談」より
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